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自然物を描く話 

 Q.E.D.作画中。遠隔で仕事をすると下準備に時間がかかることがわかってきた。いろいろやり方が見えてくる。

 「パース本」は、今月内にもう一度増刷かという感じです。切らさないように納品したいのですが、もうすぐ同人誌販売の大きなイベントあるので印刷所が忙しくなる。うまく間に合うかどうか。
 お買い上げくださった方、そして紹介してくださった方、本当にありがとうございます。

 さて、数ある情報の中で何を選ぶかは自己責任だと前回書きました。それは自分が好きで選んだ運命だ ということです。これから書くこともそれを念頭において読んでください。

 木や水や土、空や山や川のような自然物。これを描くのが苦手な人が増えてます。
 で、この状態を、「周りの風景の観察が足りない!」とか「自然を知らない」とか指摘する人がいますがこれは本当でしょうか?

 自分が今まで新人の子を見てきた中で自然物、たとえば「雲」を描かせたとすると大体以下のことをやります。
 
 うろ覚えの「雲の記号っぽい絵」を描く。
 写真を見出し、何とか写真そっくりに描こうとする。
 
 まあどちらもたいした形にはなりません。
 漫画の絵において自然物がきれいに書ける人は、別に写真そっくりに描いてるわけじゃありません。

 前にも書いたように「自然らしさ」を抜き出した「絵」を持ってるだけです。
「水らしさ」や「火らしさ」「石らしさ」「曇らしさ」を表現した、極端に言えば「記号」を身につけているわけです。
 決して「写真そっくりだから上手い」というわけではありません。写真ではないのに「火」や「水」を感じるわけです。

 で、この「自然らしさ」を見せるテクニックがどこにあるかというと、これが「先輩たちの漫画」に山のようにあるわけです。今の流行の漫画しか見ないとこれが完全に抜け落ちた状態になる。

 さて、こういう子達に即効で参考になるものは何か?
「自然らしさ」を記号化したものを、できればいろんな人のパターンで比較して見せてくれる「写真じゃなく、漫画なりの表現があることを教えてくれる」本ということになるわけです。
 こんな本があれば、現場ではとても重宝します。
 本を読んで「なるほど理屈はわかった!」と絵が急に上手くなることを期待している人には関係ありませんが、今原稿に向かって困ってる人にはお役に立つこととおもいます。

 さて、自然物を描く要は結局「らしさ」をみつけることにあるわけです。
 となると、ただ自然を観察しているだけじゃなかなか手がかりがありません

 ではどうすればいいか?
 先に自分の好きな自然物の描き方をする作家さんを見つけ、その人が何を「らしさ」として描き出してるかまず見つけるのです。
 自然観察はその後。
 そうすれば現実の風景の中から「らしさ」を見つけられるようになります。


 先輩の作家さんには自然物のほかにもメカなどにも「らしさ」を表現されてる方が沢山おられます。
 宝探しをするつもりで見つけてみてはどうでしょう。
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[2010/11/18 13:38] 漫画製作 | トラックバック(-) | コメント(-)



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