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サスケとイスケ21 

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 ツイッター始めたけどまだ難しい。オロオロする。
 
 後半は映画「トゥルーグリット」を見てモヤモヤの残った人への自分なりの解説。(ネタバレあります)


 
 巨匠コーエン兄弟の映画「トゥルーグリット」を観て、結構モヤモヤが残った人が多いと聞いて、ちょっと自分の思ったことを書きます。

 最初この映画を観終わって、一番最初に思ったことはツイッターでも書いたのですが「14歳の女の子が人を殺すって言ってるんだから誰か止めろよ。」でした。
 で、なんでこう思ったかしばらく考えました。そして結論が出ました。

 この映画の殺人に対しての価値観がわかりづらい。だからモヤモヤが残るんだ。 

 コーエン兄弟はシリアスからコメディまで幅広い映画を撮ります。
 そしてその中で描かれる殺人の重さにもかなり幅があります。
 かなりコミカルに死者がでる映画もあれば、シリアスに1人の死を描くものまで。
 要は人の命の描き方に温度差があるわけです。
 コーエン兄弟に限らず物語にはチャンバラのようにバンバン死が描かれるものもあれば、一人の人間の死を見つめる映画もあるわけです。
 いい悪いではなく、その世界観なのです。

 で、この「トゥルーグリット」はどの辺りにあるのか?

 最初、重い「父の死」から始まり「ああ、この世界観の中では死は重いんだ」と。でも処刑シーンがコミカルなので「ん?軽めなのかな?」と、ちょっと捕らえ辛くなってるのです。

 で、川辺の小屋のシーンも死の描き方が「あ、やっぱり重いのか」という演出のあと、死体の扱いがコミカルで「あれ?やっぱり軽めなのか?」ととまどうのです。

 そして復讐と決闘の場面。
 軽めならば「悪党を倒してハッピーエンド」、重めならばそのあとドラマが待ってるはずです。

 ここまで観た感じで自分の判断は「軽め」でした。だからお話としては復讐を遂げて終わりだなと思ってみてたわけです。

 でも観た人は分かるように、正解は「重め」でした。

 この物語のあらすじは「父を殺した悪人を、少女が敵討ちする勇気の話」ではなかったのです。
 
 父を殺した悪人がいる。けど、それに復讐し命を奪うのは、いわば「悪魔と手を結ぶ行為」なわけである。
 で、ルースターとともに冥府魔道の世界に踏み込んでゆく。
 それぞれの勇気が試されたあと、彼女は復讐を遂げる。
 でもそれは、やってはいけないことであり、彼女は魂を悪魔に持っていかれそうになる。
 その冥府から呼び戻したのがルースター。彼女は「真の勇者」を美しい星空の下に見ることになる。
 その後の彼女には、その行為の代償が残っていた。

 というメチャメチャにいいお話だったわけである。
 
 最初に一言、あの気の利かない宿屋のおばさんにでもいいから、おせっかい気味に「殺人は絶対にダメ」の一言を長めに入れてほしかった。
 そしたら「ああ、ここにつながるんだ」と思えたから。

 結論 
 コーエン兄弟はコメディも撮るから、「トゥルーグリッド」の世界観の「殺人の位置」が分かり辛かった。
 だから全体のストーリー像を初見だと捕らえずらいモノにして、見る人にモヤモヤを残してしまった。

 
 以上、私が「トゥルーグリット」で考えたことでした。
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[2011/04/06 16:11] サスケとイスケ | トラックバック(-) | コメント(-)



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